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時短勤務で給料はどれくらい減る?3児の医療職ママが実際に働いて感じたこと

時短勤務で給料はどれくらい減る? 医療費/保険/制度
時短勤務で給料はどれくらい減る?

育休から復帰するとき、時短勤務にするかフルタイムに戻るか。働き方と一緒に気になるのが「給料はいくら減るんだろう?」ということではないでしょうか。

私も現在、3人の子どもを育てながら時短勤務をしています。

実際に給与明細を見ると、やっぱり「結構減るなあ」と思いました。同じように職場まで通勤して仕事をするので、正直なところ「もう少しもらえたらいいのに」と思うこともあります。

ただ、時短勤務になったら給料が一律で何割になる、という単純な仕組みではありません。

この記事では、時短勤務で給料がどう変わるのか、手当や賞与、社会保険への影響など、復帰前に知っておきたいことを公的な情報をもとにまとめます。

私自身の経験も紹介しますが、給与額や勤務先によって条件は大きく異なるため、具体的な金額ではなく「実際に時短勤務をしてみてどう変わったか」を中心に書いています。

時短勤務にすると給料はどれくらい減る?

「8時間勤務から6時間勤務になるなら、給料も8割くらいになるのかな?」

私も時短勤務について考えるときは、そんなイメージを持っていました。

厚生労働省によると、3歳未満の子どもを養育する一定の要件を満たす労働者に対して、事業主は原則1日6時間の勤務を含む短時間勤務制度を設ける必要があります。

ただし、これは「給与を一律で何割にする」という制度ではありません。

実際に働かなかった時間について賃金を支払わないことは認められているため、勤務時間が短くなれば給与も減るのが一般的です。一方で、基本給をどのように計算するのか、各種手当をどう扱うのかは勤務先の給与規定などによって異なります。

そのため、「1日の勤務時間が8割になったから、給料も必ず8割」とは限りません。

まずは勤務先の就業規則や給与規定を確認するのが一番確実です。

育児短時間勤務制度について詳しく確認したい場合は、厚生労働省「育児・介護休業法について」も参考になります。

基本給だけでなく、手当がなくなることもある

時短勤務で収入が変わるときに見落としやすいのが、基本給以外の部分です。

職場によっては、残業代や夜勤手当、当直手当など、実際にその勤務をしたことで支給される手当があります。時短勤務をきっかけにそうした勤務から外れると、当然その分の収入もなくなります。

私も、時短勤務になっただけでなく、妊娠を機に当直や宅直から外れました。早出勤務も現在はしていません。

そのため、フルタイムで働いていた頃と比べると、勤務時間が短くなったことによる給与の減少に加えて、以前は受け取っていた手当もなくなっています。

給与明細を見たときは、「思っていたより減るなあ」というのが素直な感想でした。

時短勤務後の収入を考えるなら、基本給だけを見るのではなく、これまで残業・夜勤・当直などで受け取っていた手当がどうなるかも確認しておくと、復帰後の給与をイメージしやすいと思います。

時短勤務はボーナスにも影響する?

月々の給料だけでなく、気になるのがボーナスです。

厚生労働省は、短時間勤務によって実際に働かなかった時間を考慮して賞与を算定すること自体は、直ちに不利益な取扱いには当たらないとしています。一方で、短縮した時間を超えて不利に扱うことは禁止されています。

つまり、時短勤務中の賞与がどうなるかも勤務先の算定方法によって変わります。

私自身、月々の給与のことは気にしていましたが、年間収入で考えればボーナスへの影響もあります。

これから時短勤務を選ぶ場合は、「毎月の給与はいくらになるか」だけでなく、「賞与はどう計算されるのか」も確認しておくと、年間でどのくらい収入が変わりそうか考えやすくなります。

給料が下がったら社会保険料も変わる?

育休から復帰して報酬が下がった場合には、健康保険や厚生年金保険の計算に使われる「標準報酬月額」を見直せる場合があります。

3歳未満の子どもを養育していて一定の条件を満たす場合、育休終了後3か月間の報酬の平均をもとに、4か月目から標準報酬月額を改定できる仕組みがあります。

詳しい条件や手続きについては、日本年金機構「育児休業等終了時報酬月額変更届」で確認できます。

勤務先を通じて手続きをするため、対象になるか分からない場合は人事や給与担当に確認してみると安心です。

また、3歳未満の子どもを養育している間に標準報酬月額が下がった場合には、将来受け取る厚生年金額への影響を抑えるための「養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置」もあります。

この制度では、本人が申し出ることで、一定の条件のもと、子どもを養育する前の高い標準報酬月額を使って将来の年金額を計算します。

対象となる期間や手続きについては、日本年金機構「養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置」に詳しく掲載されています。

時短勤務を始めると目の前の手取りばかり気になりますが、こうした制度もあるので、復帰時に勤務先へ確認しておくといいと思います。

2歳未満なら「育児時短就業給付金」の対象になることも

2025年4月からは「育児時短就業給付金」も始まりました。

2歳未満の子どもを養育するために時短勤務をしている雇用保険の被保険者で、一定の要件を満たす場合、時短勤務中に支払われた賃金の原則10%相当が支給されます。

ただし、時短勤務中の賃金が時短開始前の賃金の90%を超える場合は給付率が調整されるため、時短勤務をしている人全員が一律10%を受け取れるわけではありません。

「10%って何の10%?」「実際いくらもらえるの?」というところは、は、育児時短就業給付金はいくらもらえる?10%の意味・計算方法・いつからもらえるか解説で詳しくまとめています。

そして私は、この育児時短就業給付金を申請したものの不支給でした。

制度開始前から時短勤務をしていた私のケースについては、育児時短就業給付金が不支給に|制度開始前から時短だった私のケースにまとめています。

給料は減った。でも時短勤務にしてよかったこともある

私の場合、時短勤務になっても、帰宅後がものすごく楽になったわけではありません。

早く帰れば、その分子どもと過ごす時間が長くなります。帰宅後はご飯、お風呂、寝かしつけと続くので、「早く帰れるから家事がどんどん終わる」という感じでもありません。

それでも、フルタイムの頃より余裕はあると思います。

特に助かっているのが、子どもの病院です。

今の勤務時間なら仕事が終わってから受診できることがあり、子どもの病院のために毎回休みを取らなくてもよくなりました。

給料が減ったことだけを考えると、もちろん残念です。時短だから通勤時間まで短くなるわけではないので、「同じように職場まで行くのになあ」と思うこともあります。

それでも今の私にとっては、収入だけでなく、子どもとの生活をどう回せるかも含めて時短勤務を選んでいます。

私がフルタイムに戻らず、今も時短勤務を続けている理由については、医療職ママが時短勤務を続ける理由|3児の母がフルタイムに戻らない理由でも詳しく書いています。

私は今後、当直だけ復帰する予定

現在は当直も宅直もしていませんが、今後は当直には少しずつ復帰したいと考えています。

理由のひとつは、やっぱり収入です。

ただ、それだけではありません。

3人の子どもと生活していると、一人になる時間がほとんどありません。当直はもちろん仕事なので忙しい日もありますが、夜間に仕事が落ち着く時間があったり、勤務明けに少し一人で過ごせる時間ができたりします。

今の私にとっては、そんな時間も意外と貴重です。

一方、宅直には今のところ戻るつもりはありません。

宅直はいつ呼ばれるか分からないため、急に夫へ子どものことを引き継いで家を出なければならないことがあります。子どもに「行かないで」と言われながら出るのは、私にとっても子どもにとっても負担が大きいと感じています。

当直なら事前に日程が分かるので、夫とも予定を調整できます。

同じ「勤務を増やす」でも、今の家庭で続けられそうなものを選びながら、少しずつ働き方を変えていこうと思っています。

時短勤務にする前に確認しておきたいこと

私が実際に時短勤務をしてみて、給与額そのものと同じくらい確認しておいた方がいいと思うのが、職場での制度の使い方です。

勤務時間は何パターンから選べるのか、給与や賞与はどう計算されるのか、これまで受け取っていた手当はどうなるのか。休暇や時間単位の休暇がどう使えるのかも、復帰後の生活にはかなり関わります。

私の場合、職場に時短勤務を経験した先輩がいたので話を聞くことができました。

ただ、実際に私が利用する頃には制度の運用が変わっている部分もあり、最終的には上司を通して人事に確認したこともあります。

「先輩のときはこうだった」だけで決めず、自分が利用する時点の制度を確認しておくのがおすすめです。

また、最初からフルタイムに戻るか、時短勤務にするかで迷っている人は、勤務先で働き方を変更できる条件や時期についても聞いておくといいと思います。

私は今、時短勤務を続けていますが、働き方はずっと同じでなくてもいいと思っています。

実際に復帰してみて、子どもの生活、自分の体力、家事の回し方を見ながら、その時の家庭に合う働き方を考えていく。そのためにも、復帰前に「給与がいくらになるか」だけでなく、利用できる制度や変更できる条件まで確認しておくと、復帰後のイメージがしやすくなります。

まとめ|時短勤務の給料は「何割」とは一概に言えない

時短勤務になると、働く時間が短くなった分、給与が減るのが一般的です。

ただし、給料が必ずフルタイムの何割になると決まっているわけではありません。基本給の計算方法や手当、賞与の扱いなどによって、実際の収入の変化は職場ごとに異なります。

私自身も、給与明細を見て「思ったより減るな」と感じました。

それでも、子どもの受診に仕事を休まず行けるようになったことや、子どもと過ごせる時間が増えたことは、今の私にとって時短勤務を続ける理由のひとつです。

これから時短勤務を考えているなら、まずは勤務先に、時短後の給与の計算方法、手当や賞与、休暇の取り方、利用できる期間や働き方を変更するときの条件を確認してみてください。

実際の金額だけでなく、復帰後の毎日をどう回していくかまで考えると、自分に合う働き方を選びやすくなると思います。

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