夜間救急は「迷ったら行く場所」ではない
子どもの体調不良が夜に起きると、
どうしても判断が厳しくなります。
ただ、医療職として感じているのは
夜間救急は“不安を解消する場所”ではなく、“今すぐ対応が必要かを判断する場所”だということです。
我が家では、
「何となく心配」だけでは行かず、今すぐ受診する理由があるかを確認してから動くようにしています。
結論:5つのうち「2つ以上」当てはまるか
先に結論です。
夜間救急を考えるのは、
以下の5つのうち、2つ以上が当てはまるとき。
1つだけなら、一度落ち着いて様子を見る選択も考えます。
父が確認する5つのポイント
① 呼吸が明らかにおかしくないか
まず最優先で見るのは呼吸です。
- 呼吸が異常に速い
- ゼーゼー・ヒューヒューが強い
- 肩や肋骨が大きく動いている
ここに当てはまる場合は、
時間帯を問わず受診対象です。
逆に、寝ていて呼吸が安定しているなら、
他の項目も合わせて判断します。
② 意識・反応は保たれているか
次に確認するのは意識レベル。
- 声かけで反応する
- 抱き上げると目を開ける
- 泣き方・声に力がある
夜は眠くて反応が鈍く見えることもあります。
「起こせば反応がある」なら、
それだけで即受診とは考えません。
③ 水分が少量でも取れているか
夜間に重要なのは、
“十分”ではなく“少しでも”取れているか。
- 一口ずつでも飲める
- 吐いても、次は少し落ち着く
- 口の中が極端に乾いていない
少量でも水分が入っているなら、
一晩様子を見る余地はあります。
④ 症状は「徐々に」か「急激に」か
症状の重さより、
変化の仕方を重視しています。
- 昼から徐々に続いている
→ 様子見の余地あり - さっきまで普通だったのに急変
→ 夜間受診を考える
「急に変わった」は、親として絶対に見逃したくないポイントです。
⑤ 朝まで待てるイメージが持てるか
最後に確認するのが、“朝までの見通し”です。
- 観察ポイントがはっきりしている
- 悪化したらどうするか決めている
- 何を確認すればいいか分かっている
これが整理できていれば、
夜間救急に行かずに済むことも多いです。
逆に何を見ればいいか分からない場合は、
受診を考える理由になります。
「不安だから行く」は悪くない。でも…
親の不安は大切です。
ただ、不安をそのまま行動に変えないことも意識しています。
- 何が不安なのか
- どの症状が気になっているのか
これを言葉にしてから判断するだけで、
受診が不要だと分かることもあります。
夜間救急を使わない代わりにやっていること
夜間救急に行かないと決めた夜は、
- 1〜2時間後に再チェック
- 呼吸・水分・反応をメモ
- 受診する場合の準備だけしておく
「いつでも行ける状態」を作っておくことで、
無理な様子見にならないようにしています。
まとめ:夜間救急は“条件がそろったとき”に使う
夜間救急に行くか迷ったとき、
私は次の5つを確認します。
- 呼吸
- 意識
- 水分
- 症状の変化
- 朝までの見通し
2つ以上当てはまれば受診を考える。
1つだけなら、整理して様子を見る。
受診を我慢することが目的ではなく、
判断を雑にしないことが目的です。
※本記事は、個人の体験や一般的な情報をもとにしたものであり、医療行為の判断や診断を目的としたものではありません。
症状が強い場合や判断に迷う場合は、医療機関や相談窓口をご利用ください。


