#8000は「判断を丸投げする番号」じゃない
子どもの体調が夜に悪くなると、
「とりあえず#8000に電話しよう」と思いがちです。
ただ、何度か使って感じたのは、
#8000は“答えをもらう場所”ではなく、“判断を整理する場所”
だということでした。
数回利用した感想としては、
電話する前に情報を整理しておくことで、やり取りがスムーズになり、
結果的に不要な受診を減らすことが出来たな、と言うことです。
結論:電話前に「3分で整理」
#8000に電話する前、
1分だけ時間を取って次のことを整理することをお勧めします。
この1分があるだけで、
- 慌てない
- 伝え漏れが減る
- 判断がブレにくくなる
というメリットがあります。
私が整理している6つのこと
① いちばん困っている症状は何か
まず決めるのは、「今、いちばん困っている症状は何か」。
- 発熱なのか
- 咳なのか
- 嘔吐なのか
- 機嫌・元気のなさなのか
複数あってもOKですが、主訴は1つに絞って考えます。
なぜなら、これが曖昧だと相談内容もぼやけてしまうからです。
② いつから、どう変わったか
次に整理するのは、経過です。
- いつから始まったか
- 徐々にか、急にか
- さっきと比べてどうか
「昨日から」ではなく、
「今日の夕方から」「寝る前までは元気だった」
といったレベルまで整理します。
③ いまの状態を一言で言うと
電話では時間が限られています。
口ごもると話を促すために看護師さんも喋るので、うまく要点が伝えられなくなってしまうことも。
そこで私は“今の状態を一言で言う”練習をしています。
例:
- 「寝ているが、呼吸は落ち着いている」
- 「起きているが、ぐったりしている」
- 「咳き込むと止まらない」
これだけで、相手に状況が伝わりやすくなります。
④ できていること・できていないこと
次に整理するのは、できていることとできていないこと。
- 水分は少し取れている
- 食事は取れていない
- トイレ(おむつ)は出ている
「できていないこと」だけでなく、
「できていること」を伝えることで、
冷静な判断につながります。
⑤ これまでにした対応
すでに家で何をしたかも重要です。
- 解熱剤を使ったか
- 何時に使ったか
- その後どう変わったか
解熱剤を使っての熱か、そうでないかは重要。
つまり、「何もしていない」も、立派な情報なんです。
⑥ 親として一番不安な点
最後に、不安を1つだけ言葉にします。
- 呼吸が悪化しないか
- 朝までに急変しないか
- このまま寝かせていいか
不安を整理せずに電話すると、話が散らかりがちです。
整理してから電話すると、こう変わる
この6つを整理してから電話すると、
- 質問に即答できる
- 会話が短くなる
- 指示が具体的になる
そのため結果として、
「今夜は様子見で大丈夫」
「ここは受診したほうがいい」
どちらの判断にも納得しやすくなります。
#8000を使わない判断もあり
整理しているうちに、
「あ、これは今すぐじゃないな」
と気づくこともあります。
その場合は、
- 朝一で受診
- 家での観察に集中
という選択に切り替えます。
電話しない判断も、
立派な判断だと思っています。
親の役割は「情報を整えること」
#8000はとても心強いサービスです。
でも、親としての役割は
不安をそのまま投げることではなく、情報を整えて渡すこと。
それだけで、
家庭の夜はかなり落ち着きます。
まとめ:#8000は準備してから使う
#8000に電話する前、
私が整理しているのは次の6つです。
- 一番困っている症状
- いつから・どう変わったか
- 今の状態を一言で
- できていること・できていないこと
- これまでの対応
- 一番の不安
この整理ができていれば、
#8000は「迷いを減らす道具」になります。
※本記事は、個人の体験や一般的な情報をもとにしたものであり、医療行為の判断や診断を目的としたものではありません。
また、緊急性が高い場合は、ためらわず医療機関や救急相談をご利用ください。


